冷たく感じる水の罠

冷たく感じる水の罠

ここでちょっと、中学生くらいのときに学習した理科のお話を思い出していただきましょう。
水を加熱すると、いずれ100℃まで温度上昇し、「沸騰」の状態に至ります。
もちろんその状態からさらに温度上昇することはありません。
これに対し、空気を100℃まで上昇させることを考えます。

 

 

 

同じだけの熱量で加熱し続けることで、水を100℃まで上昇させるのと、空気を100℃まで上昇させるのとでは、どちらが時間がかかるでしょうか?
おそらく多くの方が正解すると思いますが、この条件で加熱すると、「水」のほうが温度上昇が速いことに思い当たると思います。
この事実から考えて、ドライヤーを髪に当てる際にも同じ結果が得られることになります。
つまり、髪が濡れた状態でドライヤーを当て続けるのは、乾いた状態でドライヤーを当て続けるよりもずっと速く髪が温度上昇するのです。
ただし、水ではなく、ヘアオイルを使用しているのであれば話は別です。

 

 

 

ヘアオイルは熱容量が低いので、そう簡単には温度上昇しません。
そこで明確になる事実は、「濡れた髪を乾燥させる際のドライヤーには十分注意が必要である」ということです。
ですから、スタイリングの際のドライヤーに関しては、それほど心配は要らないことになります。
これで、髪と熱の悩ましいジレンマを解決することができました。

 

 

 

とはいえ、ここではもう少し「ドライヤーの方法」についてお話しなければなりませんので、それに関してはまた次の項でゆっくりとお話したいと思います。