髪色について

髪色について

髪の毛の色は人によって違いますが、これらの色の違いはメラニン色素という毛母細胞で作られる皮膚や髪、瞳などの色を決定する体内で合成される色素によって決まります。一般的に天然に見られる色としては黒髪・金髪・栗毛・赤毛がありますが、その人の髪の毛にどのようなメラニンをどれだけ含んでいるかに違いがあるからです。

 

メラニンには、黒髪・金髪・栗毛に多く含まれている黒褐色の「ユウメラニン」と赤毛に多く含まれている黄赤色の「フェオメラニン」の2種類あり、その比率に違いはありますがどの色の髪の毛にもこの2つのメラニンが含まれており、髪の毛の色に影響を与えています。しかし、髪の毛の色は2つのメラニンの量だけでは決まるのではなくメラニンの分子の大きさも関係します。分子が大きいほど色としては暗く見えるようになるのです。

 

ここで、天然に見られる色の黒髪・金髪・栗毛・赤毛の特徴について見ておきましょう。

 

黒髪は、四大人種に共通に見ることができる髪の色です。ユーメラニンを大量に含んでおり、真っ黒か非常に濃い色をしています。髪質は個人や民族による違いがあり、例えば東アジアのほとんどの人は直毛の黒髪ですが、アフリカの人々は縮れた曲毛の黒髪です。

 

金髪は、劣性遺伝の髪の色であることからまれにしか見られない髪色です。全人口の2%弱で、しかも白人にしか見られません。金髪は青や緑などの明るい瞳の色や色白でそばかすのある肌と関連しています。金髪はユーメラニンよりもフェオメラニンを多く含んでおり、最も細いうえに多数の毛髪を持っています。

 

栗毛は、あらゆる種類の瞳や皮膚の色と同時に現れる可能性がある髪色です。フランス語でブリュネットと言い、あらゆる地域で見られるありふれた髪の色で、中程度の太さをした髪の毛です。
赤毛は、スコットランドやアイルランドなどで多く見られる、最も珍しい髪の色です。劣性遺伝であり、明るい瞳の色と色白の肌と関連していると考えられています。古くは、「赤毛のアン」での扱いに見られるように、イギリス人の間には赤毛に対する偏見があったようです。